【完全網羅】Tシャツプリントは奥が深い!基礎知識から失敗しないコツまで

オリジナルTシャツを作るためには、無地Tシャツを購入しデザインを考え、実際にTシャツプリントする必要があります。
自作でプリントすることも可能ですが、どうしても手間や費用が掛かってしまいますし、ある程度技術やセンスがないと難しいものです。
簡単にTシャツプリントを行うために、どうすれば良いのでしょうか?
そこで今回は、Tシャツプリントの基礎知識からオリジナルTシャツを作る際に失敗しないためのコツをご紹介しましょう。

【基礎知識】Tシャツプリントの種類

一口にTシャツプリントと言っても様々なプリント・加工方法があります。
まずはプリントの種類を覚えておくと、理想に近いオリジナルTシャツが作れるでしょう。
プリントの種類の中でも、特に活用されることが多いものをいくつかご紹介していきます。

シルクスクリーンプリント(シルクプリント)

シルクスクリーンプリント(シルクプリント)は、Tシャツプリントの中でもよく利用されているプリント方法です。
Tシャツのプリントはもちろん、その他、服に限らずポスターなど幅広く印刷に使われるプリント方法の中でも一般的と言われています。
デザインに使われるひとつひとつの色に応じて版(Tシャツプリントをするための型)を製版していくため、3色のデザインをプリントするなら3版の製版が必要です。
1色ずつインクを使い分けながら連続してプリントするため、一度にたくさんプリントできるという点が特徴と言えます。
また、ラメ・グリッターや発泡、ひび割れなど、特殊なインクを使うことで他のプリント方法では難しい表現や技術を取り入れることができるのも、シルクスクリーンプリント(シルクプリント)を利用するメリットです。
他にもこのようなメリットが挙げられます。

  • ・洗濯に強い
  • ・摩擦に強い
  • ・値段が安いので作りやすい

ただし、シルクスクリーンプリント(シルクプリント)にはデメリットもあります。
例えば、Tシャツの素材によってインク・版を流用することが難しいという点です。
同じ素材ならインク・版を使い回すことができるため安価に仕上がりますが、素材が異なるものに印刷するとなるとまた新しく版を用意する必要があります。
また、縫い目などの段差がある部分では綺麗にプリントされない可能性が高いため、基本的にはTシャツの平面のみのプリントとなります。
こういった点に注意しなくてはなりませんが、それでも大量にオリジナルTシャツを作りたい、Tシャツの形よりもデザインにこだわりたいという方はシルクスクリーンプリント(シルクプリント)がおすすめです。

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シルクスクリーンプリント(シルクプリント)の様々なインクや表現方法を簡単にご紹介しましょう。

■ラバーインク

ラバーインクは水性と油性の2種類があり、シルクスクリーンプリント(シルクプリント)の中でも一般的なインクです。
Tシャツプリント用のラバーインクは生地に定着しやすく、濃い色の無地Tシャツにも発色良くプリントを行えます。

■染み込みインク

その名の通り生地に染み込むタイプのインクで、「顔料インク・顔料プリント」とも言われています。
生地に染み込むタイプのインクなので濃い色のTシャツに染み込みインクを使用してもデザインがはっきりと見えなくなる恐れがあります。
そのため、基本的には白Tシャツ(もしくは淡色生地のTシャツ)へのプリントに向いている方法です。
また、デザインが細かいとにじんでしまい、柄がわかりにくくなる恐れがあります。

■発泡インク

発泡インクは、特殊なインクの一つです。
プリント後に熱を加えるとインクが膨らむようになっています。
デザインをより立体的に見せたい場合におすすめの方法です。
基本的にラバータイプで使用するインクを重ねてプリントすることでインクの色を濃く保つことができます。
インクが膨らむと細かいデザインがつぶれて消えてしまうことがあったり、ラバーインクに比べ摩擦に弱いため膨らんだ部分を擦ってしまうと削れてしまったりしまいますので注意したいところです。

■蛍光インク

蛍光インクは、普通のインクよりも彩度を上げ、より鮮やかな色味のインクを使ったプリントになります。
ビビッドな色合いをオリジナルTシャツに取り入れたいという方におすすめの方法です。
下地になる色を刷った上、もしくは通常よりも多く重ね刷りするため、一般的なラバープリントよりもややプリントが厚くなります。プリント代もやや割高になることが多いでしょう。
こちらもデザインが細かいと潰れてしまう可能性があるインクです。注意してくださいね!

■ラメ

ラバープリントの上からラメ粒子を混合させたバインダー(インク)をプリントする方法です。
ラバーインクの色を邪魔せずにきらびやかなプリントを取り入れたい方におすすめの方法と言えます。
ラメはプリントの表面に乗せるため、良い発色のプリントが行えなかったり、場合によってはラメが取れてしまったりすることもあります。

■ひび割れ

まるで古着のようにインクにわざとひび割れを発生させる方法です。
乾燥させた後に表面が割れる特殊なインクを使用します。
1枚1枚ひび割れの入り方が異なるため、同じデザインでも味わいが異なるでしょう。
ただし、基本的にはひび割れが増えればその分インクも剥がれやすくなるため注意が必要です。
デザインデータ上でひび割れ表現をしておくのもひとつの手です。データほどきれいな表現はできませんが、個体差も出にくく特殊なインクを使う必要もないためコストダウンにもつながります。

■テクニカルグラデーション

テクニカルグラデーションとは、1枚の版に1~3色のインクを乗せて刷ることで、境目がグラデーションのように混ざり変化する方法を指します。
グラデーションは全て手刷りで作っていくため、細かな色合いは1枚1枚で異なります。
素材によってはテクニカルグラデーションを採用できない場合があるので気を付けましょう。
また、多くの業者では細かく色の混ざり具合やグラデーションの入り方などを指定することはできません。
これは熟練の職人が経験とともに身につける印刷テクニックです。
プリントブレインでもこのテクニックを身につけた職人がいますのでご相談に応じます!

■厚盛り

厚盛りは発泡と少し似ていますが、専用の特殊インクを使い厚めにプリントする方法です。
立体的なデザインをTシャツに取り入れたい時は厚盛りがおすすめと言えます。
ただし、他のプリント技術との併用が難しく、また1色だけでプリントすることになるため注意しましょう。

■箔・フロッキープリント

シルクスクリーンプリント(シルクプリント)で専用の「ホットメルト」と呼ばれる糊をプリントし、その部分に金箔・銀箔、ホログラム、フロッキーなどのシートを圧着させる方法です。
1枚のTシャツに異なる素材を使い分けてプリントできるため、デザインにこだわりたい方にもおすすめです。
通常のプリントよりも工程や素材が増えるため、価格が上がりやすいことと、シートを圧着させた部分は通気性・伸縮性が悪くなるため、ひび割れやシワが付きやすくなります。

■カッティングシート

Tシャツのプリントというとプリンターをイメージされる方も多いかと思いますが、プリンターは使用せず色付きのシートをカットして素材に圧着させるプリントを「シートカッティング」と言います。
よくスポーツウェアに用いられている方法ですが、オリジナルTシャツにも活用できます。
ラバータイプからマット、ラメ、発泡など、特殊なシートを使えば様々な柄のプリントも取り入れられます。

■転写プリント

転写用紙にあらかじめデザインデータを出力させ、その転写用紙をカットし、無地のウェアに熱圧着させるプリント方法です。
プリンターは基本的にフルカラー印刷となるので、様々なデザイン・写真などをTシャツにプリントできます。

■インクジェットプリント

布地専用のインクジェットプリンターを使い、直接生地にインクを吹き付けるプリント方法です。
フルカラーのイラストや写真のプリントに適しています。
転写プリントと異なり、インクが生地に染み込むのでシートを貼り付けた感じもなく、風合いも保てます。

■刺繍

Tシャツに施す刺繍には主に3種類の方法があります。
・ネーム刺繍
・ワッペン刺繍
・ダイレクト刺繍
コンピュータ刺繍機を使って素早く、美しく刺繍を入れることができます。
オリジナルTシャツを作る際にはワッペンを作ってTシャツに取り入れたり、直接刺繍を施したりすることが多いです。

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【実践】お気に入りの写真をTシャツにプリントしてみよう

自分がお気に入りにしている写真でプリント加工を施せば、世界にたった一つしかないオリジナルのTシャツが作れます。
Tシャツにお気に入りの写真をプリントすることでどのようなメリットがあるのか、またデザイン例をご紹介しましょう。

■Tシャツプリントなら好みのデザインで作れる

Tシャツは無地から柄物まで様々なデザインで販売されていますが、いまいち好みのものが見つからないという人は多いでしょう。
写真を使ったTシャツプリントでは、自分がお気に入りにしている写真でデザインが可能です。
ただ写真のイメージをそのままプリントするのではなく、モノクロやカラーオーバーレイなど色味を変化させれば、よりおしゃれなデザインのTシャツプリントが制作できます。
他にも好きな文字とフォントでの文字入れや画像の形、表面か背面に表示するかによっても雰囲気は変わるでしょう。
今まで好みのTシャツが見つからなかったという人も、オリジナルにデザインできるTシャツプリントなら好みの1着が手に入ります。

■思い出を別の形で残せる

Tシャツプリントのもう1つのメリットは、思い出を写真とは別の形で残せることです。
旅行の思い出だけではなく、家族や友人など大切な人の姿やかわいいペットの写真などもプリント加工が可能です。
自分用だけではなく、家族や友人用も作ってプレゼントするのも良いでしょう。
写真はフォトフレームに入れて飾ったり、アルバムやパソコン・スマホのアルバム内に仕舞いっぱなしになっていたりすることが多いですよね。
しかし、TシャツにプリントしてオリジナルTシャツにすれば普段から着用する洋服として使えます。
思い出深い1枚であれば、そのオリジナルTシャツを着用するたびに写真が目に入り、当時の記憶を思い出してワクワクした気分になれるでしょう。

■Tシャツプリントのデザイン例

Tシャツプリントに興味がある方は多く、実際に作られているデザインは多種多様です。
参考にTシャツプリントのデザイン例をご紹介しましょう。

・風景系のTシャツプリント

海や青空、花の写真は市販のTシャツにもよく使われる王道デザインです。
しかし、その分ありきたりなデザインが多く見られます。
旅行などで撮影手法にこだわった風景写真があれば、王道デザインでも特別なものとなるでしょう。

・フォトジェニックなアイテムでかわいいTシャツ

近年、女性の間で人気があるのはフォトジェニックな写真です。
風景だけではなく、おしゃれな色の背景とかわいい小物を組み合わせた写真もフォトジェニックとSNSでよく投稿されています。
お気に入りのフォトジェニック写真があれば、それを使ったかわいいTシャツプリントを制作することもできます。

・肖像写真を使ったTシャツプリント

肖像写真を使ったTシャツプリントも人気があります。
自分の顔が堂々とカラーでプリントしてあると恥ずかしいと感じる人もいるでしょう。
例えばモノクロに加工した写真であれば、カラーに比べて顔がはっきりせず、またシックなTシャツプリントになります。
アニマルデザインが好きな方であれば、愛犬や愛猫などのペット写真でオリジナルTシャツにしてみると良いでしょう。
肖像写真を使ったTシャツプリントですが、気を付けたいのは肖像権です。
よくアーティストや有名人の肖像写真を使ったTシャツが存在しますが、基本的に肖像権の許可を得た上で制作されています。
写真ではなく似顔絵であっても肖像権の範囲に含まれるので注意してください。
肖像権の有無はネットなどで調べても分からないケースが多いため、ネットで取得した有名人などの写真はお気に入りでもむやみに使うのは避けましょう。

アイロンプリントシートで自作することも可能!

オリジナルのTシャツプリントは、業者に写真を持ち込み、プリント加工してもらわないと作れないと考えている方は多いでしょう。
実は、アイロンプリントシートを活用すれば自作も可能です。
ここからはアイロンプリントシートのやり方やメリット・デメリットについてご紹介しましょう。

■アイロンプリントシートを用意しよう

Tシャツプリントを自作するためには、アイロンプリントシートが必要です。
主に、白・淡色布タイプと濃色・カラー布タイプの2種類があるので、ベースとなるTシャツの色から適したタイプを選択してください。
また、シートによって適している素材も異なるので、プリント加工したいTシャツの素材とシートの相性も確認しましょう。
この他にも、デザインするためにパソコン、アイロンシートに写真を印刷するためのインクジェット式プリンター、スチーム機能をOFFにできるアイロンを用意してください。

■アイロンプリントシートで自作する方法

・デザインをする

まずは好きな画像を選び、パソコンの画像編集ソフトを使ってデザインしていきます。
編集知識があれば写真の色味を変化させたり、ロゴを入れてみたり、トリミングで画像サイズや形を変えたりして、思い思いに自由なデザインを作ってみてください。

・熱転写シートに印刷する

デザインが終わったらアイロンプリントシートに付属する熱転写シートに、プリンターを使って写真を印刷してください。
ここで注意したいのは、印刷画像が左右反転になっているかです。
反転せずに印刷をすると、実際にアイロンで転写すると左右逆になってしまいます。
印刷時に左右反転にするように設定も可能ですが、綺麗に印刷されないことも多いため、元の画像を事前に反転させておくと安心です。

・印刷した熱転写シートをカット

印刷が終わったら、不要な部分をハサミやカッターを使って切り抜いていきます。
切り抜く際は、5mm程余白を残すようにしましょう。
複雑な形にすると手間がかかるので、非常に集中力と根気が求められる作業です。
デザインする際に切り取り線も作っておくと、切り抜きの失敗を防げるのでおすすめです。

・アイロンで転写する

Tシャツにアイロンをかけてシワを伸ばし、移したい場所に熱転写シートの印刷面を当てます。
その上からスチームをオフにした状態でアイロンを当てて、Tシャツを焦がさないように注意しながら押さえつける感覚で圧着していきましょう。
シートが覚めたところで、台紙をゆっくり剥がしてください。
最後に仕上げシートをプリント面に置き、再度アイロンをかけます。
シートが冷めたら剥がして完成です。

■アイロンプリントシートで自作するメリット

・手軽に安くオリジナルTシャツプリントが作れる

アイロンプリントシートの値段は、およそ2,000円と安価です。
また、好きな写真を印刷してアイロンで圧着させればできるので、気軽に作成できる点もメリットです。

・好きな場所に転写できる

転写できる場所に制限がほとんどないので、自由度が高く、こだわりの1枚を制作できます。

■アイロンプリントシートで自作するデメリット

・知識が必要で時間がかかる

制作にはデザインやパソコン操作の知識が必要です。
慣れていないと1枚自作するのに半日も時間を要することもあるので、完成まで時間がかかってしまうでしょう。

・失敗しやすい

印刷やアイロンで転写する際にミスが発生しやすいです。
始めのうちは何枚もシートやTシャツを無駄にするケースも珍しくありません。
また、Tシャツの素材によってもうまく転写できないことがあります。

・品質は劣りやすい

市販のものや業者に依頼したTシャツプリントに比べて品質は劣ります。
シートの特徴によっては透明部分が印刷されず縁取りが残らない、耐久性が低く数回の洗濯で剥げてしまうこともあります。
売り物と同じレベルのTシャツプリントは難しいと念頭に置いておきましょう。

オリジナルのTシャツプリント、気になる値段は?

オリジナルTシャツの作成時に気になるのが値段だと思いますが、値段からデザインの変更を検討する場合もあるでしょう。
また、プリントしたいアイテムによっても値段が異なります。
オリジナルのTシャツプリントの値段についてご紹介しましょう。

値段の内訳は?

オリジナルのTシャツプリントを作りたい場合、料金は主に

  • アイテム代
  • デザイン代
  • プリント箇所
  • 使用カラー
  • 枚数
  • 二次加工
  • 製版代

などによって料金が異なります。

・アイテム

同じTシャツであっても、品番によって料金や素材が異なります。
また、色によって特定の品番でしかないカラーもあり、選ぶアイテムや色によって金額に差が生じます。
基本的にTシャツの形がスタンダードな形であり、生地が薄くなると値段も安い傾向です。
さらに、Tシャツでも胸ポケットが付いていたり、生地が厚手になったりすると、値段は高くなります。
胸ポケットがある場合、プリントの位置も調整しなければならないため、デザインによっては使用できないケースもあります。

・デザイン代

デザイン作成を依頼した場合や修正をする場合には、デザイン作成費用が必要です。
基本的なデザイン代の相場は3,000円~となりますが、作成の内容や量によって値段も変わってきます。

・プリント位置

写真やイラストのプリント位置が1ヶ所でも変わると、値段も大幅に変わってきます。
また前後のプリントや袖と正面のプリントなど、プリントする部分が多くなると値段も高くなります。

・使用カラー

プリント位置に加えて多くのカラーを使用したデザインにすると、400円~600円程度価格に差が生じます。
予算を少なくしたいが単色カラーにしたくない場合は、カラーTシャツを使用して文字や絵を抜いたデザインにすると、単色でも2色使用しているような仕上がりになります。

・枚数

枚数が多ければ多いほど、1枚あたりの値段は安くなります。

・二次加工

Tシャツなどの衣類には、背首の辺りにメーカータグやサイズの表記がされていますが、オリジナルTシャツでも二次加工によって、オリジナルネームタグを付けられます。
また背首についているタグを取り外し、ネームプリントに変えると首がチクチクせず、快適な着心地になるでしょう。
自由な加工によってデザインの幅も広がります。

・製版代

オリジナルTシャツをシルクスクリーンプリントで印刷する場合、デザインサイズに合わせた製版代が必要になってきます。
平均価格ではデザインサイズ縦360mm以内、横320mm以内の大きさで1版8,000円程度となり、使用する色によって版代が高くなる仕組みです。
プリントの手法によっても製版代変わってきます。

安い値段でTシャツプリントを作るには?

オリジナルTシャツプリントの作成を検討しているが、値段を少しでも安くしたいという場合、どのような方法が最も良いのでしょうか?
価格のみで判断すると自作できるアイロンプリントが最も安く、1枚からオリジナルのTシャツプリントが作れます。
しかし、プリントのデザインを作るパソコンやプリンター、専用の転写用紙やアイロンなど揃える物が多いだけでなく、慣れていないと時間もかかってしまいます。
また、自宅のプリンターでは高度な印刷が難しい部分もあり、プリンターの種類によってはデザインを細部まで表現できない場合もあるでしょう。
色に関しても、専用のプリンターでなければ微妙な色の濃淡が表現しにくく、思い描いていたデザインをうまく表現できない可能性もあります。
どうしても値段とデザイン、色などは比例してしまう部分が多く、こだわったデザインをそのまま表現したいのであれば業者に依頼した方が良いでしょう。

高品質を優先するなら業者に依頼しよう

オリジナルTシャツの作成には、自作する方法と専門の業者に依頼する方法があります。
自作と業者にはどのような違いがあるのでしょうか?

自作と業者の違いとは?

自作と専門の業者に依頼する場合の違いをご紹介します。

・多くの枚数を作成できる

自作の場合、1枚~少量の枚数であれば、個人で簡単に作れます。
ただ、10枚を超えてくると自作では手間と時間がかかってしまい、費用もかさんでしまうでしょう。
業者であれば、1枚作るよりも10枚以上作る方が時間もかからず、比較的に安い値段で仕上げられます。
自作で数日間かかってしまうオリジナルTシャツプリントも、業者であれば短時間で納品可能であり、枚数が多いほどお得に作れるケースが多いです。

・クオリティ

思い通りのデザインを作ったとしても、自作では使用するインクなどが限られてしまうため、出来上がりがイメージ通りにならないことがほとんどです。
自作では知識が不足していると実現できるデザインが制限されるため、思った通りに作れないかもしれません。
それに対して業者はプロなので可能な限り、そのままのクオリティを維持して素材に合わせたオリジナルTシャツを作れます。

・納品までの時間

自作の場合、自分の趣味であれば多くの時間をかけても問題ありませんが、イベントなどで多くのオリジナルTシャツを作成しなければならない場合、全て作るまでに多くの時間が必要です。
また枚数が多くなれば費用もかかるため、お金と時間を多く費やさなければならないことが予想できます。
一方、専門の業者であれば様々な種類のオリジナルTシャツを短時間で揃ええられるでしょう。
決まった期日がある場合、業者に指定すれば納期までにオリジナルTシャツを揃えられるため、安心して注文できる点が魅力です。
中には、急ぎで即日対応してもらいたいと思う方も多いでしょう。
制作内容によっては、即日注文に対応できる場合もあります。
もし急ぎで作りたい方は一度ご相談ください。

・費用

自作のTシャツは1枚約2,000円と安い値段で制作できますが、枚数が多くなればその分費用もかかってきます。
さらに、自作で行うためには専用のプリンターやパソコンなど、Tシャツ以外にも必要な道具を揃えなければなりません。
業者は依頼すると、1回の注文枚数が多くなるほど価格が下がっていき、安い価格で多くの枚数が注文できます。
個人で器材を用意する必要がないので、たくさん作る場合は総額で考えると業者を利用した方がお得になるでしょう。

・理想的なデザインで作れる

自由なデザインが描けるオリジナルTシャツは、自分で製版までこなすのは困難です。
専門業者であれば、自作のデザインデータや写真を持ち込み、イメージを伝えれば理想的なデザインで作ってくれます。
デザインの知識がなくても、理想を聞いた上で案を出してくれる業者も多いので初心者も安心です。

まとめ

オリジナルTシャツプリントは様々な種類があり、プリント手法によってかわいいデザインから個性あるデザインまで多彩に表現できます。
お気に入りの写真やイラストをオリジナルTシャツに加工できるため、自分だけの思い出や記念の品として残せるでしょう。
自作のアイロンプリントシートを利用すると、簡単に1枚からオリジナルTシャツを自作できますが、思うようなデザインを表現できず、失敗してしまう場合もあります。
しかし、オリジナルTシャツプリントを業者に依頼すれば、高品質で高いクオリティを維持したままオリジナルTシャツを作ることが可能です。
業者ではプリントだけではなく、刺繍を入れにも対応しています。
高品質で個性溢れるオリジナルTシャツを作りたい場合は、業者への依頼がおすすめです。
ぜひお気に入りの写真を持ち込み、世界に1つだけのオリジナルTシャツを作ってみてください。